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PPA(off-site PPA)

オフサイトコーポレートPPAとは、電力需要施設とは離れた土地に太陽光発電システムを導入し、発電した電気は送配電ネットワークを経由して電力需要施設に送る「自己託送」システムを活用した電力購入契約です。発電するだけで済むFITと違い、発電量の計画値を作成し、需要と供給の同時同量を管理するバランシング業務が必要になるため、大容量蓄電池の導入により、太陽光発電を最大限に活用するほか、インバランスコストを抑えることができます。また、通常の電力購入より比較的安価に「RE100」基準の電力を利用できるため、企業価値アップにつながります。

出力安定化

再エネ電源出力の安定化に蓄電池は効果的です。離島などでのメガソーラ連系申し込みで蓄電池併設が求められているのは、電力の需要に対し、再エネ電力の過不足により引き起こされる「長周期変動」と「短周期変動」が停電の原因になるからです。蓄電池システムの設置により、発電側の出力変動を抑制し、安定的な電源として系統に流せます。

FIP売電

FIP或いはPV新電力売電の案件は、蓄電池システムの設置を通じて、昼約2時間に買い取り価格の低い電気を蓄えて、価格の高い時間帯に売電することで、収益性が高まります。

電圧調整

蓄電池システムは、無効電力及び電圧(Q-V)ドロップ制御によりリアルタイムに発電側無効電力を調整し、負荷側の無効電力とバランスが取れるように調整し、系統電圧を安定させます。

系統電圧が低下すると、蓄電池システムは無効電力を出力する。系統電圧が上昇すると、蓄電池システムは無効電力を吸収します。

ブラックスタート

系統に大規模な停電が発生した場合、蓄電池システムは系統の指令に基づき、ブラックスタートを行い、交流電圧と周波数を確立して、重要負荷と従来の発電所の補機電源に電力を供給し、系統が早期に回復するように支援します。

卸電力市場

卸電力市場の電力市場価格は時間帯により変動する為、一般的に、夕方や朝方には価格が高く、夜間には低い特徴があります。また再エネの大量導入により、今後昼間の電気価格も0円近くまで下がっていきます。

容量市場

蓄電池システムは発動指令電源として容量市場を参加することによって、将来必要な供給力(kW)を効率的に確保します。

卸電力市場価格の安定化を実現することで、電気事業者の安定した事業運営を可能とするとともに、電気料金の安定化により需要家にもメリットをもたらします。

需給調整市場

一般送配電事業者が調整力として活用する電源は、周波数を制御する一次調整力、周波数を基準に回復させる二次調整力、需給バランスを調整する三次調整力があります。

自家消費

PV発電出力が消費電力を上回る時、双方向PCSによって蓄電池に充電できます。PV発電出力が消費電力を下回る時、蓄電池から双方向PCSによって放電します。太陽光発電を最大限に活用することで、電力会社からの電気購入量を抑えられます。

BCP防災

災害時に系統の電力供給が停止しても、太陽光と蓄電池を併用したBCP構成では、継続して電力供給を得られます。半日~数日分の蓄電容量を確保することで停電が長期化しても電力を持続できます。

PPA(on-site PPA)

オンサイトコーポレートPPAとは、需要家が屋根や敷地を貸し、事業者が発電設備や蓄電池を設置するという仕組みです。

PPA事業者にとっては需要家との長期の電気契約で安定収入を得られ、需要家側は蓄電池システムの自立運転機能を活用することで災害対策電源(BCP)を得られます。

ピークカット ピークシフト

高圧設備において、電気料金を抑える手段として最大需要電力を抑えるピークカット、ピークシフトという方法があります。

電気使用のピーク時間帯は系統電源に加え、蓄電池からも電力供給することで、ピークカットを実現できます。

VPP

VPP(バーチャル・パワー・プラント=仮想発電所)は分散している発電・蓄電・需要をまとめて制御します。

電力卸売市場にて有利な調整を行う、需給バランス調整による節電などの効果が期待できます。

オフグリッド・マイクログリッド

オフグリッドは建物単位で電力会社からの電気供給を受けず、自前の太陽光または風力発電電力を100%使用し、電気の自給自足を実現します。

離島や僻地等、「地域」単位で送電運用する場合は「マイクログリッド」と呼ばれます。